僕は蟻の王様
去年自叙伝が出たばかりですが、Polnareffの本を取り上げるならやはりこの
「Le Roi Des Fourmis(僕は蟻の王様)/クリスチャン・ウードリーヌ氏著」ですね
これは1997年10月、フランスのEclipce Editionから出版されました
発売当初、銀座山野楽器に並ぶほどであったこの蟻本ですが
残念なことに、回収されてしまい、今では手に入れるのはなかなか難しいです
一度はマネージャー(どのマネージャーだろうか)のOKが出たはずだったのですが
Polnareff側が訴訟を起こして勝訴し、結局回収となりました
この本は、著者がPolnareffの周りの人たちにインタビューしたり調査して書いた物で
著者はPolnareffにはいっさい会っていませんし、インタビューもしていません
が、Polnareffの生い立ちなどから、レコーディング時のエピソードや、ディスコグラフィー等
かなり濃い内容のようです(私はフランス語は読めません)
ごく稀にオークションに出ることがあります
が、結構なお値段です
自叙伝が出たことにより、安く放出するところがあるかと思いましたが
自叙伝とは内容が違うため、そのような事もなかったようです
面白いのは、即回収をかけたにも関わらず
初版は写真入りなのに対して、写真なしの重版ものが出てくる事があることです